深津慶造
埼玉県狭山市立博物館(同市稲荷山)は、19日に開く体験学習「竪穴住居を建てよう」の参加者を募集している。
竪穴住居は縄文・弥生時代の一般的な住居として知られる。しかし同博物館によると、市内で発見される奈良・平安時代の住居のほとんどは竪穴住居だったという。当時の同市付近は耕作を主体とする開拓地域だったため、高価な材料を使わず造りやすい家にしたようだ。半分は住居で半分は作業場のような家だったと考えられるという。
今回は当時の竪穴住居の2分の1サイズの骨組み模型(縦横2・3メートル、高さ1・7メートル)を組み立てる。差し込み式の木材を組み、ひもで縛る。空間確保の工夫や当時の生活についての解説もある。
対象は小学5年生以上。大人150円、高校・大学生は100円の入館料が必要。中学生以下は無料。事前申し込みは不要で、参加希望者は当日午後1時半までに同博物館1階まいまいホールへ。(深津慶造)
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル